確定申告の還付金って何?いつ受け取ることができるの?
そもそも還付金とは
還付金は事業が赤字であった場合などで、すでに納付している所得税額よりも納付すべき所得税額が少なかった場合に、返還される差額分のお金のことをいいます。
確定申告の際に申告することで還付金を受け取ることができます。
受け取りまでの流れ
還付金が受け取れる日時は決まっていませんが、多くの場合確定申告をしてから1〜2ヶ月後に受け取りとなっています。
還付金は申告書の「還付される税金の受取場所」の欄に記載した口座へと振り込まれます。なおこの口座は本人名義のものである必要がある点に注意しましょう。
還付金が振り込まれるまでの期間は確定申告書の提出方法によって異なってきます。いくつかのケースを見ていきましょう。
税務署へと持参したケース
税務署へと持参したケースでは、提出から1〜2ヶ月後に還付されます。
申告書の内容について税務署で確認が行われ、書類の内容に不備や記載間違いがなければ還付が確定します。確定後に金額と振込日が記載されたはがきが届きます。
郵送で提出したケース
申告書を税務署へと郵送で提出したケースでも上記の持参したケースと同じく、1〜2ヶ月後に振込みが行われます。
e-Taxで電子申告したケース
e-Taxで電子申告をしたケースでは上記の2つのケースとは異なり、約3週間程度で還付金が振り込まれることが多いです。
また、申告終了後にはe-Taxにログインすることで還付金の処理状況や振込予定日を確認することができます。
多くの場合で1〜2ヶ月ほどで還付金を受け取れることがわかったかと思います。ただし、確定申告をする時期によって受け取りまでにかかる時間が変わってきます。大抵の場合、早い時期に申請すると1ヶ月程度で、遅い時期の申請だと2ヶ月ほど受け取りまで時間がかかります。
還付される期間は最長5年
確定申告を行っている方は大丈夫ですが、サラリーマンの方などで確定申告をする必要がない方の中には知らないうちに税金を多く納めている場合があります。そういった方は還付申告を行うことで還付金を受け取ることができます。
また、還付申告は申告年の翌年1月1日から5年間申告することができることになっています。後から多く払っていることに気がついた場合も5年以内であれば申告して多く支払っている税金を取り戻すことができます。
思いあたりのある方は今一度確認してみることをおすすめします。
まとめ
- 納付すべき税金よりも多く納めている場合は還付金を受け取れる
- 還付金は確定申告書の提出からおよそ1〜2ヶ月で受け取れる
- 5年以内であれば過去の還付金も申告して受け取りが可能
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