これっているの?必要経費の削減方法について
必要経費とは
会社や事業を行っていく上では、必要経費が発生します。
必要経費とは、利益を得るために必要だった費用のことを指します。代表的なものは、人件費、消耗品費、旅費交通費などがあげられます。
効果的な経費削減のメリット
経費を効果的に削減することができると、営業利益率をあげることができます。
例えば、売上1,000万円の会社が800万円経費を使っている場合、営業利益は200万円で営業利益率は20%となります。ここで、経費を10%削減させることができた場合、経費は720万円となり、営業利益は280万円、営業利益率は28%となります。
経費削減後と同じ280万円を売上の増加だけで達成しようとすると、1,400万円売上なければなりません。
営業利益を増加させるために、経費削減を効果的に行うメリットを感じていただけるのではないかと思います。
経費削減の方法
経費を削減する方法はいくつもありますが、おすすめの方法を3つ紹介させていただきます。
- 固定費の見直し
- IT化の推進
- 税理士への相談
固定費の見直し
固定費は売上に関係なく必ず発生する経費であり、経費の中でも大きな割合を占めていることが多いものです。
まずは、どのような費用が固定費となっているのかを洗い出しましょう。固定費の中には、すでに使われていない費用もあるかもしれません。
意味のある固定費であっても、アウトソーシングなどを活用することで費用を抑えることのできるケースもあります。
固定費をきちんと把握できていない場合は特に、しっかりと確認をしましょう。
IT化の推進
経費を削減する上で、IT化の推進は効果が大きい場合が多々あります。
書類のPDF化で紙代を削減できる上に、検索しやすさなどで業務の効率化を図ることが可能です。クラウド系のアプリケーションの活用も、コストの削減や業務効率アップに貢献します。
会計ソフトもクラウドを活用することがおすすめです。
税理士への相談
経費を削減する上では、税理士に相談することもおすすめです。
税理士への相談は、経費の削減だけでなく、節税について取り組むこともできるため、多くのメリットがあると言えます。
日頃の業務でなかなか手が回りづらい部分は、プロである税理士に相談をして任せることで、経費削減や節税につなげることができるでしょう。
なんでも削減すれば良いわけではない
経費の削減は、会社や事業の運営上、メリットのあるものですが、無闇に行うべきものではありません。
経費の中には売上に貢献している、必ず必要なものも存在します。また、大きく削減してしまうことは、従業員のモチベーションに悪影響を与える可能性もあります。
きちんと吟味した上で、経費削減に着手するようにしましょう。
まとめ
- 必要経費とは、売上をあげるために支払う必要のあった費用
- 固定費の見直しや税理士への相談などで削減に取り組める
- なんでも削減せずに、きちんと吟味する
- #経費
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