確定申告の期間はいつ?確定申告期間内にすることは?
そもそも確定申告とは
確定申告とは、個人や法人が納税すべき税額を税務署へと申請する一連の手続きのことをいいます。
特に個人の場合は事業年度が1月1日〜12月31日までと法律で定められているため、その期間の税額を申請します。
1年間の収入からそれを得るためにかかった必要経費を差し引いた所得に関して、納める税額、還付される税額を計算して申請します。
2020年の申告期間は
確定申告の手続きは、原則として2月16日から3月15日までに行うことになっています。
令和最初となる2020年の確定申告は、2月17日から3月16日です。2020年は3月15日が日曜日のため、16日が期限となっています。(消費税申告は3月31日が期限)
尚、還付申告で、かつ、e-Taxを利用する場合は、2月16日以前から申告を行うことができます。2020年は1月6日(月)から受付予定です。※国税庁HPなどをご確認ください。
期間内にすること
確定申告の期間中には、主に納税額の申告と税金の納付の二つの作業を行う必要があります。
納税額の申告
納税額の申告は先にも触れた通り、1月1日〜12月31日までの1年分の納税額を申請します。
確定申告書は期間内に税務署に提出しなければなりませんが、いくつかの提出方法が用意されています。
1つ目は直接税務署へと書類を提出しに行く方法です。
必要書類を持参すれば、税務署にて書類を作成し、その場で提出することが可能です。平日に提出に行けないという方は、提出だけであれば税務署の時間外収集箱などを活用することができます。
尚、確定申告期間は土曜日も開庁している場合があります。詳細は各税務署にご確認ください。
2つ目の提出方法は税務署へと郵送する方法です。
記入済みの申告書を提出するだけであれば、郵送にて税務署へと送り届けることができます。この際、消印が提出日としてみなされます。投函する時間帯によっては翌日消印となる場合がありますので注意しましょう。
3つ目の提出方法はe-Taxと呼ばれる電子申告方法です。
こちらは申告期間内であれば24時間いつでも申告書を提出することが可能です。ただし、こちらを利用するためには事前に利用登録や電子証明書の準備が必要となります。e-Taxを活用したい方は事前の準備を早めに行うことをお勧めします。
税金の納付
そして期間内には申告書の提出だけでなく、納税まで行う必要があります。
現金で行う場合は税務署や金融機関に置いてある納付書を用いて金融機関で納付することが可能です。
また事前手続きを行っておくと、コンビニでの納付や振替納税、「国税クレジットカードお支払いサイト」でのクレジットカード払いにる納付などが可能となります。e-Taxでは電子納税も可能です。
振替納税の場合は、2020年4月21日(消費税は4月23日)が自動振替日になります。
申告だけでなく納税も行うことを忘れないようにしましょう。
提出期間を過ぎてしまうと
提出期間を過ぎてしまっても、随時申告は受け付けているため提出自体は可能です。
しかし、期間を過ぎてしまったということで無申告加算税や延滞税などのペナルティーを受けることになってしまいます。
そういった事態に陥らないために、早め早めに申告を行うようにしましょう。
まとめ
- 確定申告の申請期間は原則2月16日〜3月15日
- 期間内には申告書の提出と税金の納付までを行う
- 期限を過ぎてしまうとペナルティーが発生するので注意する
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